(写真は芸術家の友達からいただいたものです。現在行方不明中です。心配してます)
人の数だけ、さまざまな人生があります。
今年は大きな学びがあっています。
端的に現す言葉として、
「生兵法は大怪我の元」(なまびょうほうはおおけがのもと)という言葉がしっくり来ました。
その意味するところは、イミダスできちんと調べると
「いいかげんな知識や心得を頼りにして、事を起こそうと思うと、とんでもない災難に見舞われることがあるというたとえ。浅はかな知恵や、うろ覚えの技術をもとにして、物事を処理しようとすると失敗することをいう。」
嘘(うそ)(USO)の世界にもいろいろあります。
一つは最初から嘘と分かっていて意図的にやる事、例えば、詐欺的なアプリ、闇バイト、テレビの報道、ネットの報道、SNSの無責任な意見など。
もう一つは、本人は相手を助けようとしているのに、知識や経験が足りずに間違ったアドバイスをした結果、余計にひどい状況を迎える。
この二つの場合、どちらが良いのでしょうか?
今年最後の仕事は、この二つが同時に存在する案件の解決でした。
今の時代に必要な事は情報に踊らされない事だなとしみじみ感じました。
踊らされるだけなら良いのですが、いい歳をした大人が必死に間違った情報を主張する。飛んで火に入る夏の虫状態です。
私も20〜30歳代は失敗の連続でした。ある大きな企業の社長からも間違った正義感(力も無いのに全力で立ち向かう馬鹿なやつ)と言われました。
なぜ間違ったかを振り返ると、上の言葉にあるように「浅はかな知恵」や「間違った性善説への思い」があった気がします。
社会人としてのスタートが教師、それも県内一の校内暴力校だったので、体中の血を沸き立たせて、心の中では涙して5年間生きてきました。
しかし、この状態だけでは世の中は何も変わらないと思って、えいやっ!と県外の民間の企業に入りました。
当時の夢は、義務教育の枠から外れた子供たちにいつの日かそれを受け入れて、最高の伝統文化を引き継げる、自信をもった生き方ができる教えの場を作りたいという、情熱だけで、浅はかで薄っぺらい思いでした。
人間の本性はなかなか変えられるものではありませんが、それでも生きている限りは少しでも良いと思える方向に進みたいものです。
それを阻害する最大のものがSNSかなと感じます。うまく使えば人生を豊かにできる情報も多くありますが、どうでしょうか。
情報に踊らされている人を見ると、信仰宗教に洗脳された方と話をしている気になります。私もすぐ人を信じて感情移入してしまうので、振り返ってみると、8〜9割は利用されてきたなと思います。
それでも、残りの1〜2割が会ったことに少しほっとしています。
毎年お中元お歳暮をいただく方がいるのですが、元々は建設会社で家や建物を、ある一級建築士に騙されて建築費を一円も回収できないで破産、倒産しました。
担当した弁護士も私利私欲の人で、結果的に私はその弁護士事務所は出入り禁止なりなりましたが、それと引き換えに、ぎりぎりのタイミングでお客様ご家族の救済ができました。
しかし、それは私の実力ではなく、東日本大地震の発生や、大雨による大災害、管財人弁護士のちょっとした判断ミスなど、ありえない出来事が重なって、その建設会社の持っていた能力を発揮する事ができたからです。
ほとんどのお客様が喉元過ぎればとの感じで、たまたま助かったと思っています。
ただ、偉いのはこの建設会社のご夫婦はいつまでも、その時の感謝の気持ちを持ってくださっています。
だから2度と同じ失敗をしません。
私の周りにも地面師的な、能力やスキルは高いが、最初から相手を騙すために仕事をしている人達がいます。本当に懲りません。
私も何度か彼らに被害に遭いましたが、やっと逃れるコツが分かってきました(^^)
ベンチャー企業の社長になってしまったり、勝手に高級自動車の連隊保証人にされていたり。(すべて解決はしました。
相手も大手なので、それなりのきちんとした知識は必要でした。なかなか勉強になりました。今だから言えますが。降りかかった火の粉は弁護士に頼るとお金と時間だけがかかります。自分のことは自分で解決するのが結局は近道です。)
なるほど、地面師にかかると、これは素人は簡単に騙されるなと思います。プロでも騙す連中ですから。彼らのような嘘の世界は、石川五右衛門では無いですが、常に湧いており尽きる事はありません。
結局のところ、自分自身で自分を守るしかありません。
その自分にSNSは楽に成功する道があるとささやきます。
ある、ちょっと有名な知り合いのドクター(東洋医学)が私におっしゃいました。「○○ちゃん(私のこと)、天才と一流の詐欺師はとても似ている。その違いを見分けるのは、汗をかいて、たゆまぬ努力を続けているかどうかだよ」と。
この言葉は私自身にも当てはまります。
生兵法にならないように、わずかな期間ではありますが残りの人生を間違わないように‥。
本日は長い文章になりました。
最後まで、お付き合いいただきありがとうございます。