日本語の音の秘密

名付けに役立つ話と日本語の音の秘密を書いていきます。表題の太陽系の図はfreepikより。

2023-01-01から1年間の記事一覧

改名について

昨日の日本経済新聞の記事に改名に関するものがありました。 この記事は海外に長年暮らす方が日本でつけた名前が、発音しづらく覚えてもらいにくかったために、 「涼子」(RIYOOKO)を「ローズ」(ROOZU)に変えて、長年使った通称として裁判所に申請して許可を…

ある老夫婦の話

今から15年ほど前に、不動産の相談で、熊本の田舎の町に行きました。 解体業の社員(作業員)をされていたご夫婦でした。 銀行の保証会社からの依頼でした。 雨漏れがする小さい、ボロボロの家に、数匹の猫とメスの土佐犬が番犬としていました。最初は土佐犬が…

来年は辰(TATU)年

干支の世界は12の世界です。 このブログで説くのは10の世界(太陽系の惑星)なので、直接の関係はありませんが、音の世界で言うと来年は辰(TATU)年のT音になります。 12支の中で、A音で始まるのは、辰(TATU)と猿(SARU)だけ。12支の音は全体的に暗い音が多い気…

コーヒーの豆の味

福岡市東区和白の「珈琲やさん」に行くまで本当の意味でのコーヒー豆の味を知りませんでした。 それまでは、いろいろな豆の販売店で購入するものの、苦い珈琲にミルクや牛乳を入れて飲んでちょうどいいなと思っていました。 何のことはない、苦いのはほとん…

音でみる、天罰(TENBATU)について

前稿で「あ い う お え」の順序で日本語の母音の世界ができて来たと言う話をしました。 最後に日本に来たのが「え」の世界。 今回はこの「え」の世界について書いてみます。 天罰(てんばつ)(TENBATU)、天道(てんとう)と言う言葉があります。良く、あの人は…

名付けの参考に「よ」(YO)という音について

名付けの参考に「よ」(YO)という音について 私は「ただすけ」という音を40年間使ってます(ただペンネーム的につけても意味はありません。音として呼んでもらってこそ、その働きが出て来ます) 元々の本名の名前の最初の音は「よ」(YO)という音です。40年前に…

「あいうえお」の話

スマホで「あいうえお」と打つ時に、「あ」を中心に上下左右の4つの方向に指を動かして打ちます。 1つの中心(あ)と4つの(いうえお)世界、人間の片方の手と同じですね。親指とそれ以外。スマートフォンは日本人(日本語)のためにできた機械でしょうか。 このブ…

日本語の危機 その3と4

日本語の危機について、1回目は漢字の音読みによる混乱。2回目は外来語による混乱の話を書きました。 3回目の危機は、今の、若い方々がキラキラネームに象徴されるように、彼らの感性でさまざまな名前や言葉を使っている事です。アニメやゲームの影響もある…

江戸時代の母と父の話。

杉浦日向子さんという漫画家で江戸風俗研究家の作家(故人)がいます。このかたの著書『江戸へおかえりなさいませ』(河出書房新書、2016年)の中の「江戸のカカア天下」の章で以下の表記があります。 そのまま、転記します。(以下) 江戸のころ、子供たちに、父…

コーヒーの味について

本日、昔の教職時代の同僚とその奥様と一緒に福岡市和白の「珈琲やさん」に行ってきました。 ご夫婦共に、その味の美味しさを感じていただいたみたいで、夫婦でさまざまな種類のコーヒーを合計6杯飲まれて、帰り際にその中の2種類の豆を買って行かれました。…

神様仏様

神様(かみさま)(KAMISAMA)仏様(ほとけさま)(HOTOKESAMA)お助け下さいという台詞をたまに見かけます。 今年、視聴率の高かった「VIVANT」というドラマ(堺雅人さん主演)の第一話の冒頭の場面でも、ありました。 ここでの話は宗教論ではありません。日本語の音…

バランスという事

太陽系は太陽を中心に、水星、金星、地球、火星、小惑星群の5つグループと木星、土星、天王星、海王星、冥王星(外縁天体群)の5つのグループが見事にそれぞれ違う質を持ちながら、バランスを取りながら生存しています。 既に、46億年の長きに渡りバランスを取…

戸籍法の改正(名前の読み方)

https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/700/485144.html 上のサイトはNHKの解説委員による戸籍法改正に関する記事です。ご興味のある方はご覧下さい。 来年(令和6年)から、出生届の名前にふりがなの届けが必要になるという話です。 このブログを書き始めて、…

ブログのおかげ(コーヒー)

このブログでよく紹介させていただく、福岡市東区和白にある「珈琲やさん」に行きました。 いつも家ではドリップで入れるのですが「珈琲やさん」ではサイフォンで65℃の温度のコーヒーを淹れてくれます。 先週は北海道の方がこのブログを見て行って下さいまし…

魂(たましい)の話

魂(たましい)という言葉があります。 その昔、日本語は言葉にたましいが宿ると言われて、 言霊(ことだま)という言葉がありました。日本自体も「言霊の幸わう国」と言われました。 何度も書いてますが、元々の日本語の訓読みは太陽系の法則に基づいてできてい…

日本語の混乱の一例『福』(ふく)

上のスクリーンショットは『福』という文字についてのものです。 音読み、訓読み、あと名前に使える読み方が書いてあります。 日本人は節分においても豆まきの時に『福は内』と言います。 『福』(ふく)(HUKU)という音は、辛抱強くものを貯めますが、闘争の働…

閑話休題 常識を疑う(住宅とコーヒー)

30年ほど前に「日本の常識は世界の非常識」という本がありました。 詳しくは書きませんが、簡単に言うと、日本の家屋はそのほとんどが内断熱という構造になっている。海外の100年以上の長きに渡って建っている(使用されている)建物はほとんどが外断熱という…

閑話休題 石の話(古事記伝説)

上の写真は、私の好きな石(写真はレーザークリスタルと呼ばれる水晶です。透明な水晶に、プリズムでできる虹の黄色の部分の光を当ててみました) あっ!私は名付けの音にかこつけて高額な石を売りつけるものではありません! 個人の趣味です。 心を落ち着ける…

『あ』(A)と『や』(YA)の話

『あ』(A)と『や』(YA)の話 昨日から急に寒くなりました。 常夏の国や年中寒い地域ではこのような表現は使わないですね。寒い地域では、口を大きく開けて喋ると肺に冷たい空気が入って身体を冷やすので、母音でいうイメージとしては、『う』(U)や『お』(O)な…

苗字について

苗字について 皆さんの苗字はいつ頃つきましたか? 江戸時代の武士や役人などの支配層は「苗字帯刀を許す」という事で、苗字を名乗っていました。 平民はたとえ苗字を持っていたとしても公的に名乗る事は許されませんでした。 明治維新事、政府は平民が苗字…

時間をゆっくり動かす

時間をゆっくり動かす 時(とき)(TOKI)という言葉があります。 この『と』という音は時間を急ぐ性質があります。 特に『と』(TO)の(O)がその働きを強めます。 地理的な話をすると、日本の都(みやこ)は時間の経過とともに、おおむね西から東に移動しています。…

雨、風、晴れの世界

雨、風、晴れの世界 本日は福岡は雨が降っています。 仕事が入ったので熊本に来ましたが、やはり雨です。 雨もタイミング次第で恵にもなれば恨みの対象にもなります。 さて、今回は天気に使う『雨』(あめ)(AME)や『風』(かぜ)(KAZE)そして『晴れ』(はれ)(HAR…

耳(MIMI)を疑う 

前のブログで『ママ』『パパ』の事を書きました。 このブログを書く時にいつも気を配っている事があります。それは、一面だけで音をとらえない事の大事さです。 日本語の訓読みの素晴らしさ、それは太陽系の惑星の成り立ちと相似していると言う事をベースに…

反対の日本語(民の釜戸に思う)

今の日本での出来事でとても気になるのは、目の前で交通事故や倒れた人がいる時に、すかさず携帯電話を取り出して、救急車や警察に連絡するかと思うと、なんと動画の撮影を始めたり、写真を撮り始める人がいる現象です。 これは犯罪並みに悪質な行為だと思い…

赤信号

「赤信号みんなで渡れば怖くない」 どなたが、この言葉を言い始めたのでしょうか。罪は重いです。このフレーズを使用する人も。(こんな事を書くと今の時代、すぐにこいつは言論統制だ!という方もいるでしょうが今回は気にしません) 私は、赤信号=日本人が大…

はてなブログ☆のお礼「ん」の音

60歳を超えて初めてブログを書いているので、はたしてこのブログがどなたかのお役に立っているのか分からず、見えない方々がそれなりに真剣に読んでくださっていると思い毎日思いつくまま、日本語の訓読みの世界の話を書いてます。 はてなブログの仕組みはよ…

金子みすゞさんと太陽系

金子みすゞさんと言う26歳で亡くなった詩人がいます。 先月、山口県にある「金子みすゞ記念館」を訪ねました。彼女の有名な詩の「私と小鳥と鈴と」中の一節で 「みんなちがって、みんないい。」という言葉があります。 今の時代を見ていると、肯定する気持ち…

日本語の音の危機(2回目)「ママ」「パパ」はやめて

漢字が伝来して日本語の訓読みの世界(太陽系の法則をきちんと捉えている)が乱れに乱れたという話をしました。 性質としての音の世界に文字の意味の世界が入ってきて、本来の音が現す、素晴らしい世界に対する感性が濁ってきました。これが1回目の日本語の危…

霊感について

この数十年、霊感やスピリチュアル、占いなどの世界が流行しています。 なぜかと言うと、前のブログで書きましたが、明るい未来は存在しません、つまり未来は闇(まだ光が到達していません)なのです。 真っ暗闇の中で懐中電灯をつけても光の当たったところだ…

音に関する本の紹介

慶應義塾大学准教授の川原繁人さんという方の本です。 通常、言語学をベースにした音の本は歴史や地域をベースにした、やや退屈な内容が多いのですが、この川原さんはとても科学的に音を捉えながら、かつ日常生活にも落とし込み分かりやすい内容です。 発売…