啐啄同時(そつたくどうじ)という言葉があります。
ものの本によると
[禅宗で、師匠と弟子の呼吸が一致するときに、悟りが得られるということから。「啐」は、鳥の雛ひなが孵化するときに殻の中から鳴くこと。「啄」は、母鳥が外から殻をつつくこと。]
と、あります。
今、マスコミは連日、自由民主党の総裁選挙で持ちきりです。
候補者の主張が、母鳥が外からつつく「啄」(たく)であるなら、国民の主張(思い)は「啐」(そつ)になるはずです。
かつて仁徳天皇は、国民の家から料理をする煙が少なくなったのを見て、数年に渡り、税金の徴収を辞めました。
まさに啐啄同時を実行に移した政治だと感じます。
今回の立候補者の中で、「啐」を感じる方がいるのかを、その主張(啄)をみています。
国家を運営するという大胆な行為ができる方は、逆に細心な感性をお持ちでないと危険です。
今の日本は日本というより(2本)になってしまっている気がします。
そして、1本がとてつもなく強力な勢力を持っている。
私たちは一人ひとりが、審判者(さにわ)になって、正しい(TADASII)か嘘(USO)かを見極める必要があります。
そこには難しい理論や考えは必要ありません。足元の生活をしっかり行う事がベースになると思います。
日本という美しい国がもつかどうかの瀬戸際(せとぎわ)です。際(KIWA)の(WA)の世界に行かないように願っています。
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。