日本語の音の秘密(志矢木太陀介)

名付けに役立つ話と日本語の音の秘密を書いていきます。表題の太陽系の図はfreepikより。

師走(しわす)

今日から師走(しわす)  K音とW音

年の瀬に近づき、何かと気ぜわしい月になりました。

 

しわす(SIWASU)の「わ」(WA)は終わりの働きがあります。

川(かわ)は(KAWA)、Kは物事の始まりです。そしてWは物事の終わりになります。

口の中を「かわ」と発音しながら感じて下さい。

口の中の一番奥で「か」という音が作られ、唇のやや外側で「わ」という音が作られます。

距離にして10センチくらいの差でしょうか。

実はこの口の中の動きは、宇宙もっと言うなら私達が生きている太陽系そのものの世界を反映しています。

口の中と太陽系であまりにもスケールが違うと思われるでしょうが、これはこのブログの大事なポイントになってきます。

私達はこの太陽系の中で生きています。惑星の配置、地球の位置、陸と海、原子の世界、その全てに共通する世界があり、何とその共通する法則を言葉の中で最も濃く反映しているのが、日本語の訓読みです。

山(YAMA)から流れ出た水が多くの時間をかけて海に流れ込むさまを表したのが川(KAWA)という音です。

 

か(KA)は物事の始まりと言いましたが、皆さんが例えば喧嘩や怒りの気持ちがある時、「くそー」「このやろう」「ちくしょう」「ころしてやる」などの言葉を使うと思います。強い感情を最も表すことができるのかKという音になります。英語でも「ガッデム」「キル」などと似たようなK音の使い方があります。

わ(WA)は水の中に石を投げ入れると波紋が広がりますが、その一番外側と思ってください。

WAは太陽系で言うと海王星になります。

「しわす」はこの「わ」の世界が終わって新しい年を迎える事になります。