日本語の音の秘密(志矢木太陀介)

名付けに役立つ話と日本語の音の秘密を書いていきます。表題の太陽系の図はfreepikより。

ブログを立ち上げたきっかけ その2

ブログを立ち上げたきっかけ その2

ネットのニュースを見て胸が痛む事の一つに、我が子への虐待の話題があります。

前のブログで述べたように、言葉(音)にはエネルギーや性質があります。

人間の脳はもともと常に新しい刺激を求めるようにできています。我が家にも同居の孫がいますが、新しいものを見かけると目が輝きます。

そんな中、いやでも同じ刺激を与えられるのが名前です。私の言う名前は生命判断の画数でも、どんな字かも関係ありません。どんな音で呼びかけているかです。

音は脳の中に一つのクセを与えていきます。

そして、音と音の相性もあります。

人間が音を使い始めて約15万年、文字を使い始めて約6000年と言われています。聖書に「始めに言葉ありき」とか、日本でも「名は体を表す」「名を名乗れ!」などの表現がありますが、もともと人間は音に関しては相当古い歴史があり、名前を聞いて何かを感じる能力を持っていると思います。

ただ、その素晴らしい感性が、目の前の欲や情報などに翻弄されて薄れていっているのが現実です。

 

例えば、自分と赤ちゃんがエネルギーの交換ができる相性の良い名前であれば、赤ちゃんを虐待する事は自分を虐待する事になるので、少しは改善できるかもしれないと考えてます。

 

余談ですが、今NHKの朝ドラで「ブギウギ」をやっていますが、主人公の趣里さんは実父の水谷豊さんを「ダダ」と呼んでいたそうです。父親を逞しくさせる音です。相棒の杉下右京さんの呼び名に実生活の「ダダ」のエネルギーが加わると孤独ではあるけども責任感の強い性質が加わります。嬉しい話でした。