日本語の音の秘密(志矢木太陀介)

名付けに役立つ話と日本語の音の秘密を書いていきます。表題の太陽系の図はfreepikより。

流行る(はやる)パン屋さん

朝から、福岡でも有名なフルフルというパン屋さんに行きました。朝8時開店ですが、開店から30分で長い列、商品の半分ほどは売れていました。中の厨房では大忙しで並べるパンを作っていました。

ほとんどの人が名物の明太子フランスを何本か購入しています。

 

このお店を見ていて、流行る(HAYARU)という言葉が浮かびました。

(HAYARU)とは、時間のスピードが早く(HAの時間の世界)、人で賑わって暖かい雰囲気(YAの愛の世界)、そしてとにかく物が売れて人もものも動く(Rの動の世界)。

これにお店の名前のフルフルの二つのRが、加速させる。フルフルはお腹が空いた、急げ急げという音の働きがあります。

 

活気に溢れる場所は疲れません。プラスのエネルギーに満ち溢れています。

 

流行り(HAYARI)とイメージして、槍(やり)(YARI)という言葉が浮かびました。

やり(YARI)という、愛に溢れた動きの鋭い音です。

最初は、戦国時代を思い出し、人を殺傷する武器なのになぜ、「や」という愛の音を最初に持ってきたのか、なぞに思いました。ピンと来ませんでした。

そのずっと前から日本語の音はあったので、時代を過去に持っていくと、たとえば狩猟の時代、男たちが家族を養う(YASINAU)ために、やり(YARI)を持って、狩(KARI)に出かける。

彼らにとっては、やり(YARI)は家族のために働いてくれる、愛の武器だったんだなあと思うと、この音が腑に落ちました。

たとえば、雨露をしのぐ存在を、「屋根」(YANE)愛が魔法をかけたものと言うが如くです。

 

日本語の言葉の音を愛して、理解する人が少しでも増えていって、その人達と日本語の訓読みの世界の素晴らしさを語りあえたらどんなに幸せ(SIYAWASE)だろうと感じました。

桜の季節の夢幻(ゆめまぼろし)かもしれません。

 

本日もお付き合いくださいましてありがとうございます。

(写真は福岡、西公園のしだれ桜です。)