日本語の音の秘密(志矢木太陀介)

名付けに役立つ話と日本語の音の秘密を書いていきます。表題の太陽系の図はfreepikより。

「あいうえお」の話

スマホで「あいうえお」と打つ時に、「あ」を中心に上下左右の4つの方向に指を動かして打ちます。

1つの中心(あ)と4つの(いうえお)世界、人間の片方の手と同じですね。親指とそれ以外。スマートフォンは日本人(日本語)のためにできた機械でしょうか。

 

このブログを書き出すにあたり、さまざまな日本語に関する本に目を通しました。

今回は日本語の母音について書いてみます。

おおざっぱに書くと、元々、母音のできる順番として

最初は「あ い う」があり、その次に「お」ができて、最後に外国から入ってくる形で「え」が入ってきたようです。

とても良く理解できるのは、元々の日本人は(日本人に限らずでしょうが)愛「あい」に満ちていた、その「あ い」に満ちた人たちが会う「あ う」事によって集団ができた。

人々は食べ物を協力して取ったり、分け合ったら、ためたりした。

若いリーダーはいても、とても平等な世界だった。

「お」はものを溜め込むという働きがあります。

取って来た獲物や果実を貯めるようになって来た。

そうして「あ い う お」の平和な世界に、海外から知恵を持ったものたちが入ってきた。

それが「え」の母音の世界。

「え」は知恵の世界です。よく、会話の中で「えっ?」と言ったり、「え〜と」考えたりするのは「え」の音の次元で、脳に考えさせようとする働きを与えます。よく言えば知恵、悪く言えば悪知恵。

その「え」が入ってきて、日本人の世界にも階級ができてきたのではないかと個人的には想像しています。

「え」の世界とものを溜め込む「お」の世界は相性が良い母音の世界です。「え」の知恵の世界が「お」のものを溜め込む世界と結びついて権力の世界が生まれた。

それまでは太陽系の法則に基づいて、分け隔てなく、尊重し合った世界に、階級や権力などの支配層ができた。自然な世界を不自然な世界に変えていった。

だから法律が必要になった。

聖徳太子など知恵あるものが現れて、法律や階級を作った。

それから人間の支配欲や権力の世界がはびこって来た。その流れは今に至る。

もちろんその流れの中で、これは不自然だと立ち上がった人達も多くいます。ただ、多勢に無勢、人間は安きにながれます。

いつのまにか、お金が神仏より上に感じて来た。マスコミでもお金の話が主流になる。株価がどうのこうの。

庶民に大事なのは幸せな安心できる生活のはずですが。

「あ い う お え」の歴史から考える、勝手な妄想かも知れませんが‥‥。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。