日本語の音の秘密(志矢木太陀介)

名付けに役立つ話と日本語の音の秘密を書いていきます。表題の太陽系の図はfreepikより。

「はて?」から「はた!」へ

NHKの朝ドラ「虎と翼」の主人公が、「はて?」と言葉を発するシーンがあります。

 

「はて」(HATE)の「て」(TE)の「え」(E)という音は、日本語の母音の中「あ

い う お」の最後にできた音と言う説があります。実際に発音してみると、他の母音を発音するより、舌を半分持ち上げて音を出すので難しい面があります。

 

会話の中で「え?」という言葉を発する時、人間は知恵を巡らせようとします。

 

ドラマで主人公が発する「はて?」(HATE)も疑問を持つ時の「なぜ?」(NAZE)も母音は「あえ」(AE)となります。

「はい!」(HAI)という返事がありますが、この場合は矛盾なく「あい」(AI)という母音のつながりを使います。

その「あい」が途中で止められた状態が「あえ」(AE)となります。

 

人間は、この「え」(E)の世界に触れる事で、物事を考え、進化させてきました。

電気(DENKI)、電波(DENPA)、テレビ(TEREBI)、洗濯機(SENTAKUKI)、携帯(KEITAI)、そしてAI(EEAI)。英語ではエレクトリックやエコノミーと言った音(次元)があります。

 

「え」(E)には、この様な疑問に対応する働きがあります。前回のブログで表と裏の話をしましたが、この「え」(E)が名前に使用されると、時に理屈ぽくなる質が出てきます。

自分自身の中の理屈なら良いのでしょうが、周りに対して理屈ぽくなりすぎると、うまくいかない時があります。

 

このブログを、書き続けている理由は

日本語の音の話を通じて、自分に気付いてもらうきっかけになればと思うからです。人間は、周りがどうあれ、自分が幸せな気分になれば、周りに優しく出来ると思います。

そのために気づく事は大事です。

(一般的な言葉の音から、個人の名前の音に話が飛ぶので「?」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

愛する両親がつけてくれた名前を私がケチをつける様な不快な思いをされたとしたら、申し訳ありません。)

 

冒頭の言葉で言うと、

「はて?」(HATE)の疑問が出た後に、「はた!」(HATA)と、「え」(E)の世界から「あ」(A)の世界に行くと、心も頭もすっきりしてきます。

「はた!」と気づく事で、次元が変わります。視野が広がります。

 

本日も最後までお付き合いくださいましてありがとうございます。

 

(※写真は、目覚めのコーヒーです。

65℃のお湯で淹れたコロンビアです。朝の5時ですが、周りはシーンとして、幸せな時間帯です。)