日本語の音の秘密(志矢木太陀介)

名付けに役立つ話と日本語の音の秘密を書いていきます。表題の太陽系の図はfreepikより。

井上 尚弥🆚ルイス ネリ

昨日開催された東京ドームでのボクシング、メインイベントはモンスターこと井上尚弥とルイス・ネリとの一戦でした。

 

音の世界で言うならば、井上尚弥よりもルイス・ネリの方がセンスは上になります。運動能力に関わる音の代表は「R」音ですが、ネリ選手は二つの「R」を持っています。

おまけに、ネリ(NERI)の(NE)は相手を幻惑する世界も持っています。彼の意表を突いたパンチは(NE)の世界の産物だと思います。

この二人が全く同じように努力していたらネリに分があったかもしれません。

 

大谷翔平選手もそうですが、井上尚弥(INOUE NAOYA)選手も、持って生まれた才能というより、どちらかと言うと、誰にもできない努力の積み重ねができた人達です。特に井上選手は音のつながりの矛盾が多いので、人一倍考えて、悩んで積み重ねて行った強さがあると思います。

苦しさの中で力を出さないといけないボクシングでは、より、その積み重ねが生きたのだろうと思います。

 

かつて、卓球男子の世界チャンピオンの長谷川信彦さんが、ある記事の中で、「選手は才能がなくても、器用でなくてもいいんです。最後は『努力できる素質』があるかどうかなんです」

とおっしゃっていて、その言葉が空手の才能のなかった私自身にとって、なにより励みになった事がありました。

 

大谷翔平選手も井上尚弥選手もコメントをみていると、キャッチボール一つ、サンドバッグ打ち一つでも、細かく考えて練習しています。

一流選手にありがちな立場にアグラを書く事やオフシーズンにやたらテレビに出て惚けることをしません。

 

これらは、やはり、ご両親や育った環境からの教えだと思います。

 

音は質や能力は与えますが、『努力する素質』は与えません。種に水をやるのは自分自身です。

 

母音の世界であえて言うなら、一つの世界で力を発揮するのは「あいうえお」の中では「お」の列になります。「お」の列は一つの事にこだわる質はあります。

 

井上尚弥選手には、身体に気をつけて現役生活を全うしていただければと願います。

(昨日の試合、アマゾンで6回見直しました(^^)