日本語の音の秘密(志矢木太陀介)

名付けに役立つ話と日本語の音の秘密を書いていきます。表題の太陽系の図はfreepikより。

頭(あたま)(かしら)(こうべ)

頭というからだの部分の表現で

「あたま」と「かしら」と「こうべ」というものがあります。

今回はこの音について考えてみます。

 

まず、「あたま」(ATAMA)はその音が示すとおり、(A)行の一番上に位置するものとして捉えてあります。

山(YAMA)の母音と同じ高い次元を示します。

童謡でも「あたまを雲の上に出し〜」と雲よりも高い表現で「あ」音を使っていますが分かりやすい例です。

ATAMA(あたま)の(た)(TA)は創造の働き、MA(ま)は全知全能の働きを表します。

以前、足(ASI)の話をしました。足は心(S)で感じて動かすもの。愛(AI)に包まれている事。

頭は、脳を働かせて考える役割として捉えています。

 

「かしら」(KASIRA)になると「か」(KA)のエネルギーや「ら」(RA)の動きの世界が入って来ます。

音のつながりも矛盾なくきれいです。

昔の整列で「かしら〜右」という表現がありますが、号令においては「あたま」より「かしら」の方がR音の動きが入る事で即していたと思います。

「おかしら」と言う言葉も、自分達にとっての(O)親分であり、指示を出す存在として言われていたと感じます。そこには尊敬する気持ちもありました。

 

「こうべ」(音的に言うとKOOBE)の場合は、仏の世界が入ってきます(OOEという母音繋がりです。)ので、「頭(こうべ)を垂れる」という表現は、仏心の部分が入ってきますので、このような使い方をされています。

 

上に書いたように、一つの部位でも、日本語はその働きに応じて使い分けています。それは言葉の音一つ一つには働きがあるからです。

 

皆さんの名前はどうでしょうか?

名前(現実にどんな音で呼ばれてきたか)の音の質を知る事で、幼い頃から自分の人生にはどのような働きやエネルギーが影響を与えてきたかを知る事は大事な事です。

 

考え方や動き方の個性に名前の音(呼び名)が影響します。

昔起きた猟奇的な事件を調べましたが、もし、名前が違っていればと思うところが多いです。

 

これら音の質と音の相性は夫婦間、親子間、同僚間の関係にも言えます。

自分を知った上で、直すべきところを直すのも人間に与えられた知恵であり、努力によって克服するのも人間の美しさでもあります。

ですが、たかが名前、されど名前ではあります。

 

本日も最後までお読みいただいてありがとうございます。

 

※写真は昨日のアメトリンの柱状のもの、昨日の写真の仲間です。長さは12センチくらいです。両者とも時々、瞑想時に使っています。

あっ、私は石の販売はしません(^^)

瞑想は心が落ち着けば何でも良いと(物はなくても)思います。