日本語の音の秘密(志矢木太陀介)

名付けに役立つ話と日本語の音の秘密を書いていきます。表題の太陽系の図はfreepikより。

時(TOKI)をゆっくり楽しむには

時(TOKI)と言う音は、スピードが早く、求める力も強い音です。

求める力は(O)と言う音がその質を持っています。

日本の大都市、東京(TOOKIYOO)、大阪(OOSAKA)、京都(KIYOOTO)などは良い例です。

 

このブログで時(TOKI)の話は何度も書いてきました。

 

「時は金なり」と言う言葉は音の特徴を良く表しています。

 

3年前に仲の良い友達に面白い家があったので買ってもらいました。案の定、友達はその家で楽しんでいます。

3メートルほどの段差のある土地にそれぞれ一戸建てが建っていて、片方の2階と上の段のもう一つの1階が広い通路で繋がっている面白い家でした。

南極で鍛えられたミサワホームの家なので熊本地震にも耐えられました。

 

中古で買ったのですが、その友達にお祝いで何が欲しいか聞くと、「鳩時計」との事。たまたま、当時住居にしていた江東区に鳩時計専門店がありました。相当の歴史があるお店で、全ての時計は手作りのため、音色が違います。

時間ごとに流れる曲が違います。

 

ヨーロッパにこのように時を楽しむ風習や文化があることに感心しました。

30年ほど前に、オルゴール博物館以上の数の素晴らしい大型オルゴールを所有している社長から、大きな店舗で特別に音色を聞かせてもらい、まるで時が止まったような感覚になりました。

 

時(TOKI)は動きも早く、老化も早い音の世界です。

オルゴールや鳩時計の文化を持つ国の方々は、時を楽しむ=時をゆっくり動かす事をされていたのだなと思いました。

 

私達、日本人も「道」の文化を持っています。「茶道」「華道」一部の「武道」などにはその働きが生きていると感じます。瞑想もそうかもしれません。

 

時間と闘うのではなく、時間と調和したいものです。

 

本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。