日本語の音の秘密(志矢木太陀介)

名付けに役立つ話と日本語の音の秘密を書いていきます。表題の太陽系の図はfreepikより。

ブログのおかげ(コーヒー)

このブログでよく紹介させていただく、福岡市東区和白にある「珈琲やさん」に行きました。

いつも家ではドリップで入れるのですが「珈琲やさん」ではサイフォンで65℃の温度のコーヒーを淹れてくれます。

 

先週は北海道の方がこのブログを見て行って下さいましたが、今週は広島の方がたまたま福岡に来られたとの事でした。SNSはどこの方でも見れるすごいツールだなとしみじみ思いました。

その方の感想は、初めてこんな美味しいコーヒーを飲みましたとの事だったそうです。カウンターでいろんな質問をマスターにされたそうです。嬉しい話です。

 

私も2年前まではコーヒーの味はこんなものかなという自分なりの物差しがありましたが、「珈琲やさん」のコーヒーと出会ってその物差しが大きく変わりました。

 

例えば、皆さんがいつも飲むコーヒーの豆の挽き方を、カリタの機械なら挽き目をメモリー6で(たぶんいつもより荒く感じます)挽いて、お湯の温度を65℃にする。

その際にできれば、ドリップだったらメリタのペーパーフィルターを使う(何十種類も試した結果だそうです。)メリタのペーパーフィルターを開いて太陽の明るい方に向けると実に小さな穴が規則的に開いているのが分かります。「珈琲やさん」で教えてもらうまで、紙は紙だろうくらいに思ってました。

日本人は、和食の文化で繊細な味が分かり、日本茶の文化があり、適温も分かるのに、何故コーヒーだけは真っ黒の炭の味しかしないコーヒーを飲むのかが不思議だと、マスターは良く言われます。

肉も野菜も火を入れすぎると本来の味がしないのに、大手コーヒー店も、火が入りすぎとの事でした。

 

専門店でお湯の温度を低くして淹れてくれとはなかなか言えませんが、家でなら試せますね。

 

私は横着なので、気やすそうなマスターがいるとお湯の温度を低くしてと頼みます。ほぼ、例外なく「えっ!」と言われます。温度を低くして(65℃)淹れた経験はあるかと尋ねると、全員がないと言われます。高温でコーヒーを淹れるのが当たり前だと言う話です。

コーヒー豆も植物です。その植物の味を醸し出す最適の温度があるのは良く考えたらその通りだと思います。

興味ある方は年末年始のゆっくりした時間にお試しください。

日本人には野菜を美味しく味わう感性があります。

 

本日もお読みいただきありがとうございました。