日本語の音の秘密(志矢木太陀介)

名付けに役立つ話と日本語の音の秘密を書いていきます。表題の太陽系の図はfreepikより。

ものさし(相田みつをさんの言葉より)

相田みつをさんの言葉に

「そんか とくか 人間の ものさし

うそか まことか 佛さまの ものさし」

というものがあります。

 

この数十年のスピリチュアルブームも「うそか まことか」のものさしを探している人達が増えてきた証(あかし)かも知れません。

 

私は長年不動産関係の仕事をしていました。お客様と会って大事にしたのは、まず、自分が取り組む気持ちが「うそか まことか」のチェックです。お客様のほとんどが追い込まれた立場で不信感の塊になっています。二度と騙されたくないとの思いが強いので、こちらも最初の出会いで信頼してもらえるかどうかが分かれ道になります。

 

私の元々の名前の最初の音が「よ」(YO)という、必要以上に感情移入する音だったために、必要以上にずいぶん苦しみました。裁判所からの通知期限との闘い、子どもさんの進学や就職、修学旅行までに、問題を解決していけるかの期限。お客様によっては、資格を活かした再就職先のお世話、一番は債権者との交渉。

 

特に債権者は「そんか とくか」がものさしなので、一筋縄ではいきません(危ない人達も当然にいます)

最初は、その県でも初めて取り組んだ種類の仕事でしたから、県内の弁護士の三分の一から四分の一の方々から依頼がありました。

私達は、正しい気持ちで事を行なってきましたが、次第に他の不動産会社の知るところになり、結局、弱い立場の人を食い物にする業界になっていきました。

もうこの仕事はいいかなと考えていた時に熊本地震が起こり、熊本から追い出される事になりました。自然の力は有無を言わせません。

 

先程の不動産関連業務の乱れは、太陽系の法則を持っていた日本語がだんだん乱れていったさまと似ています。それほど「そんか とくか」の世界の力は強大です。そして魅力もあります。

前のブログで元号の令和(れいわ)の話をしました。

本来の意味なら「安らけく、和む」で漢字二文字なら「安和」(やすな)かなと述べましたが、実は、「やすな」には魅力や魔力はありません。音の次元に濁りがほとんどないからです。令和(れいわ)という音に魅力も魔力もあります。

なんとなく格好いい。良い事がありそうだと感じさせる面もあります。(音から来る錯覚なのですが‥)

 

相田みつをさんの言葉に当てはまると、令和は音の働きとして「そんか とくか」の次元です。

もちろん、今の世の中の現実の世界では「うそか まことか」のみでは経済的に苦しくなります(私はいつもそうです)。

だから「うそか まことか」をベースにして、ほんの少し「そんか とくか」を入れた方が良いのかなとも感じる今日この頃です。

 

とは言ってもなあ‥

 

本日は二つ目の投稿になります。

最後までお読みいただきありがとうございます。