福岡市和白の「珈琲やさん」は必ず、磁器のコーヒーカップを使います。
なぜ磁器のカップで出すのか質問した事がありました。ここのマスターのすごいところは必ず体験させる事です。
一杯分のコーヒーを磁器のカップと陶器のカップに分けて出してくれました。
上手く表現できないのですが、微妙に味が違います。
マスター曰く、「正解ではないかも知れないが、器の表面の状態が違う。陶器の方が表面の穴が多いのでその事が影響していると思う。サイフォンでコーヒーを淹れるので、出来るだけ味を変えないように、ガラス質の磁器で出している」との事。
豆の選定、焙煎へのこだわり(ミディアムロースト)
豆を挽く大きさ、珈琲を淹れる温度(65度)、そして器の質。
なぜ、ここまでこだわるのかを尋ねると、豆を作る生産者の事を思うと、その素材を最高に美味しくお客様に出すのが珈琲屋の使命との事でした。
※もちろん、磁器が優れて陶器がダメなのではありません。飲み物の種類(例えば日本茶)では、陶器だからこその味があるから、圧倒的に陶器が使われるのだと思います。日本人は細部にこだわりますから。
マスターは見た目は九州弁で普通のおっちゃんにしか見えません(達人に見えません)が、とにかく繊細です。
皆さんが、福岡に来られたら是非お訪ねいただきたいのですが、逆に、東京でこれはという珈琲屋さんがあれば是非教えて下さい。いろんな雑誌に紹介されている有名なお店はかなり行きましたが、一店をのぞいて最後まで飲めませんでした。その一店は江東区清澄にありました。
ブ○ーボ○ルではありません。
再来週にいくつかの打合せがあり、数日上京しますので、浅煎りで、磁器で飲ませて貰えるお店があれば教えて下さい。当たり外れの文句は言いません(^^)
有名かどうかより、珈琲が美味しいかどうかです。
siyagitadasuke@gmail.com
まで、教えていただくと、時間のある限り行ってみます。旅の楽しみです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。