5日間ほど東京に行ってきました。
帰りの飛行機が夕方の便だったので、空に上がってから2時間ほどずっと雲の上に夕焼けが出ていました。東から西へと日の沈む方向に飛ぶので、ずっと夕焼けが続きます。地上ではあり得ない空間でした。
以前のブログに書きましたが、人は時を急ぐあまり、日本の都(MIYAKO)も東へ東へと移動しました。
太陽系の法則に基づくならば、できれば都(MIYAKO)は西へ西へと移動して欲しいものです。
東京は、いつ行っても、日本で一番の渦の強い都会だと感じます。
時を急ぎすぎて、渦が深い街。もちろん、渦の底には多くのものがあり、人を魅了してやみません。
よほど、自分自身をしっかり持っていないと渦の強さに翻弄されてしまうと感じます。
昔聞いた話で(たぶん小説の一場面)、自分の乗った船が海の中に発生した巨大な渦に巻き込まれた。多くの船が渦の中に巻き込まれて、巨大な渦を回りながら少しずつ海の底に沈んで行く。
主人公が、渦を観察していると一枚の木切れが巨大な渦の中に浮かんで、しかも、沈んでいく事なく、同じ高さを回っている。同じ船の仲間達にその事を告げるが誰も耳を貸さずに船にしがみついたまま。
主人公は勇気を振るって海に飛び込み一枚の木切れにしがみついた。思った通り、自分は木切れと共にずっと同じ高さを回っているが、自分が乗っていた船は仲間と共に渦を回りながら、とうとう海の底に沈んで行くという話でした。
この都会で生きていくには、何かにしがみつきすぎるより、ゆっくり周りを見渡して、手放すものは手放した方が心穏やかに生きて行ける気がしました。
さて、今回は、音に関しては多方面の方々とお会いできました。
興味深い出会いの一つは、とある若いクリエイターの方が、このブログの基本の法則(日本語の訓読みと、太陽系の法則)を3Dを駆使して、ビジュアルや音(音楽?)にして表現したいと言う話があった事でした。
また、私たちの名前も光と音で表現できるかもしれないとの事。
以前も申し上げたように、日本語の訓読みは奇跡的に宇宙や太陽系の法則に沿って出来上がっています。
春夏秋冬のリズム(もちろん日本語の読みも)があるように、綺麗なリズムで日本語の訓読みの世界はできています。
日本語の訓読みの世界は頭や理屈で考えたのではなく、自然と共に生きる中で、物事の本質を捉えながら出来上がってきた言葉達だと思います。
音や映像(光)の世界も自然界をベースにしています。
当然、そこには太陽系や宇宙の法則があり、日本語の成立と共通する世界があると思います。
若いクリエイターの方が、もし、その世界を3Dの世界で表現してくれるならば、初めて日本語に接する外国の方にとっても、日本語の成立の謎や素晴らしさ、そして学ぶ楽しさに触れてもらう新しい切り口ができるかもしれません。
この日本に暮らすのならば、その言葉を愛してもらう事が、争わずに共存する事につながる気がします。
忙しい東京での、ゆっくりした時間の流れを感じた出会いでした。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。