日本語の音の秘密(志矢木太陀介)

名付けに役立つ話と日本語の音の秘密を書いていきます。表題の太陽系の図はfreepikより。

頭が変になる話 その2 「やくざ」編

今、企業のコンプライアンス(法令遵守)という言葉を良く聞きます。

それほど法の隙間で生きて行く必要が増えた現実があるのでしょう。

 

さて、前回の続きで今回は

「やくざ」という音です。

2年前に東京で不動産関連の仕事をした時の会話で、あの人は輩(やから)ですか?という言葉を聞きました。

 

輩(やから)も「やくざ」も音としては質の良いものです。

昔の話になりますが、「やくざ」は決して素人に手を出さない、「やくざ」同士の争いは血で血を洗う。

そして幹部になるほど物分かりがいい。弱いものはいじめない。

そんな場面が映画でもあります。

 

暴力団(BOORIYOKUDAN)やチンピラ(TINPIRA)、

強盗(GOOTOO)などは、その音の本質と現実の状態が近いものがあります。

 

では、なぜ「やくざ」や「やから」が忌み嫌われるのでしょうか?

調べてみると、①花札の8.9.3から来た②役者(やくしゃ)という音が変化した③喧嘩の仲裁をする「役座」(やくざ)など、語源はいろいろありました。

 

春に花見🌸をします。「さくら」を見て癒されます。音の質から言えば「やくざ」も「さくら」と同じようにきれいな音です。(そう言えば時代劇で背中の刺青を見せて、この桜吹雪が見えねえのか!というシーンがありましたね、音同士が調和してます)

音の法則で言うと、暴力団やチンピラ、強盗団、窃盗団は力は強いが短命なのに比べて、「やくざ」という音の命は長いです。

その意味では警察が暴力団と呼んでいるのは、壊滅させようという意図は感じます。

時代劇で喧嘩の仲裁に入る時「やいやい!」とY音を使って言いますね、警察は「こらー!」とK音を使うのも面白いです。

 

同じく時代劇で、「弱きを助け強きを挫(くじ)く」という任侠の道があります。その意味と「やくざ」という音はピッタリ合います。

この任侠道は、今の政治・経済の世界に対して日本の国民が待ち望んでいる考えではないでしょうか?

昔の一揆明治維新の志士たち、世界大戦中に軍のあり方に疑問を持った青年将校達など、もしかしたら、私たちの良識の中に、音の通りの意味(弱きを助け強きをくじく)での「やくざ」な気質があるかも知れません。日本人は我慢強いですが、腹に据えかねた時はその行動はとんでもなく強い人が多いと思います。

目の前で事故に遭いそうな人を咄嗟に助ける。弱い人には積極的に力を貸す。地震など天災で被害に遭っている人がいればボランティアで駆けつける。

良い意味での「やくざ」な行為だと思います。

 

音の性質に素直に耳を傾けてみると、違った世界が見えて来ます。

 

勘違いしてはいけないのは、逆にオレオレ詐欺など、弱いもの、お年寄りを騙す犯罪者グループ。この連中を懲らしめる法律は甘すぎると思います。

政治家はいつかは自分も悪いことをするかもと思い、法律を緩くしているのかも知れませんが、日本に良い意味の「やくざ」な文化があれば、終身刑に近い罰を与えるべきだと個人的には思います。

弱いものに刃を向ける人間は決して強いものに立ち向かいません。

日本の企業もそうなのか?イエスマンだけが残って偉くなる会社も、まま見ます。もちろん努力で上に立つ人は戦い抜いた立派な人でしょうが。

良い意味での「やくざ」気質溢れる国になって欲しいですね。地震にかこつけての窃盗団などもってのほかです。

政治家たちは弱き下(SITA)の人のおかげでその地位を得ています。だったら下(SITA)や弱いものをしっかり守る法の整備をしなさいよ!

と言いたいです。

 

今回はテーマ通りの「やくざ」な文章になってしまいました(^^)

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。