日本語の音の秘密(志矢木太陀介)

名付けに役立つ話と日本語の音の秘密を書いていきます。表題の太陽系の図はfreepikより。

頭が変になる話 その1「卑しい」編

日本語の音の秘密をブログに書き始めて60回あまり、その中でコーヒーに関して書いてるものを除くと音に関するものは55回くらいでしょうか?

 

このブログでは、日本語の音そのものが人間にどのような働きを与えるかを伝えたくて書いてきました。

 

文字にするとどうしても伝わらない事も多々ありますが、大事な部分になるので、今回はあえて難しい話をします。

 

例えば、卑しい(IYASII)という言葉があり、かたや癒し(IYASI)という言葉があります。

❓と思いますよね。

音は似ているのに卑しいは忌み嫌う感じ、癒しは安らぎを与える感じです。

「しやぎただすけ」はいい加減な話をしてると思いませんか?音の話はインチキだ!と。

 

「卑しい」を辞書で引くと、「身分や社会的地位が低い、下品だ」とか書いてあります。

以前のブログで「上」(うえ)と「下」(した)の話をしました。音の持つ質と意味が逆さまになっている。

音の質で言うと、「下」(した)が濁りのないきれいな音。

 

「いやしい」を音でそのまま捉えると(これが人間の脳に影響を与えます)、人の心に優しさを与える働きをします。

それが、皆さんの脳で「卑しい」=「下品、身分が低い」と変換されています。

一方、「癒し」はそのままの音として受け止められています。

なぜでしょうか?

日本の歴史の深い闇を感じた方はいらっしゃいますか?

 

おそらく「卑しい」と言われる人達は、決して時の政権を取ろうとはしなかった、だから良い音の次元で表現しても問題ない。「いやしい」という音には本来無駄を嫌う働きはあるが、誰かが貪欲という意味をつけて、悪いものという概念を与えて、配下にした。

なぜなら、つつましく、無駄を好まない人達が自分達の上に立ってしまうと、権力や支配の世界が構築できない。「いやしい」=悪い概念を与えよう。

 

よくあるシーンで山の頂上に登った時に「ヤッホー!」と言い、何かができた時に「やったー!」

と言います。この2つは音の質と働きが近い事はなんとなくご理解いただけると思います。

 

日本は島国で狭い土地に人が住んでいます。

2つ前のブログで坂本九さんが歌った「太陽と土と水を」の歌にもありますが、日本人も権力や強い欲を持ち人を支配するようになった時代があります。

(その意味では、今はお金が神様の人は多いですね。)

 

その中で歴史書も時の支配層の都合の良いように改変されてきた歴史があります(今もあります、例えば、新聞などは自分達は消費税は8%と優遇されているのに、誌面上では平等、公平を主張したりする。自分達に不都合な事実は表に出さないようにするなど)

 

日本には人を職業や住む地域で差別する風習?がありました。権力のある人間が支配しやすくするために都合よく決めた概念だと思います。

 

言語は15万年前にでき、文字は6000年前にできたと言われています。

「卑しい」(IYASII)が悪い意味に使われ始めたのは、人間の意図があったと思います。

 

私たちの脳はある意味、洗脳みたいに言葉を聞き、意味を学ばされます。実はその奥底に本来の音の質が存在しています。

意味は記憶したもの、音の質はもっともっと古くからある本質そのものになります。

今、人は意味で生きていると思っていますが、音の質の本質が働いているとは夢にも思わないでしょう。

しかも、日本語の音は太陽系の法則を踏まえているとは、まず考えません。

 

単なる想像ですが、縄文時代に人々が、分け隔てなく協力して食べ物も分け合っていた時代、こぼれた食べ物をもったいないと集めていたのは「卑しい」人達で、その人達は、ものを大事にする人だと尊敬されていたのではないかと感じます。

 

日本語が変化して来た闇は深いです。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。今回は話題が重くてごめんなさい。この話題はもう少し続きます。