昨日の日本経済新聞の記事に改名に関するものがありました。
この記事は海外に長年暮らす方が日本でつけた名前が、発音しづらく覚えてもらいにくかったために、
「涼子」(RIYOOKO)を「ローズ」(ROOZU)に変えて、長年使った通称として裁判所に申請して許可をもらったというものです。
何度も説明してきましたが、名前の音は変えたから大丈夫というわけではなく、その音で呼んでもらって脳に入れる事で効果を発揮してきます。
名前の変更がマネーロンダリングならぬ、ネームロンダリングの犯罪に使われない限りは、名前次第では合っても良いと考えています。
私から積極的に働きかけた事はありません。
聞かれたらアドバイスしてきました。
以前のブログで書いた白血病の幼児の例は特別でした。名付けはファッションでつけるものではありません。
現在、キラキラネームが流行って社会生活上困難な状況が生じるなど以前より、改名のハードルは下がってきた感じはします。
不動産の仕事をしていた時に、悪質な問題(詐欺事件)を起こしていた人物が、僧侶の資格を取り、名前を変えて、さらに奥さんの苗字に変えて、苗字も名前も変えて、新たな詐欺を働いている事件に出会った事もありました。
会社の登記簿を取ると、代表者変更の登記がなされて、新しい社長と思いきや、同一人物だった事があります。こりゃあ、騙されるはずだと思いました。
人間、私欲のためにここまでさんのだなとある意味感心しました(ただ、この人の改名の音の選択は非常に悪いので、このまま悪事を続けるには適していると思います)
音的に言うと、新聞の事例、涼子→ローズへの改名は将来的な健康への不安はあります。おそらく体温が低くなると思われます。体温は健康を保つ上で大事な要素です。
ただ、この方の場合、長年の悩みが解決したわけですから、その喜びが続く間は問題発生はないかなと思います。
親がつけてくれた名前は尊いものです。ただ、色々と問題が生じた時には、親のつけてくれた名前に感謝しながら新しい名前を使えば良いと思います。
人生をある程度過ごして、自分の天職を見つけたが、元々の名前としっくりこない時があります。それは一生ついて行きたい師に出会って同じ道を歩きたい時などに起こりやすい感情です。
伝統工芸で「第何代○○○○」と同じ名前を承継するのは、単に形だけではなく、音が与える質の影響(師と同じ質を持つ)も考えているのだと思います。日本人は音に繊細な国民なので分かっていたと思います。
大事な事は、自分に不都合な音すら自身の努力で乗り越えるのも人生ですし、三十にして立つ、四十にして惑わずと言いますが、自分の感じた使命を音に変えて、新しい名前でスタートするのも人生だと思います。もちろん、新しい音を使っても、元々の音は消える事はありません。新しい音がカバーするような感じです。だから親に感謝はし続けられます。
大事な事は、なんでも人のせいにしない生き方。
気持ちは分かりますが、それだと、自分の人生が薄くなってしまいます。
そんな方は、名前を変えようが変えまいが関係ありません。自分自身の根っこが弱い人なので。
来年は、令和(REIWA)の滅びの音の中にあって、辰(TATU)年という、希望を感じる音が来ます。
真剣に人生の進路を考えるには良い空気だと思います。私自身も全くそうですが、どうぞ、人生の大事な
方向への決意をされてください。
日本は大いに揺れに揺れます。
心根(KOKORONE)がしっかりしていれば道を間違わないと思います。自戒を込めて。
新(SIN)年ではなく、新(ATARA)しい年をお迎えください。