日本語の音の秘密(志矢木太陀介)

名付けに役立つ話と日本語の音の秘密を書いていきます。表題の太陽系の図はfreepikより。

友達(TOMODATI)と達(DATI)

友達(TOMODATI)と達(DATI)の違いについて

 

以前のブログで自分のことを「あたい」という音で呼ぶ事は、音がきれいでウソがないという話をしました。今はあまり耳にしない言葉ですが。

「あたい」の次は「あたし」、次に「わたし」、次に「わたくし」と少しずつ重くなってきます。

逆に重くなっても、流れが良いのは「おれ」(ORE)という言い方。

最近、良く耳にするのは30歳近くなっても、自分の事を「○○はね」と自分の名前を使って相手と会話する人を見かけます。名前の音のつながり良い方ならまだしも、そうでない場合は気になります。そもそもが幼児的ではありますが。

 

友達(TOMODATI)という音の場合は、「友(TOMO)という音は心の奥底にある存在となります。

だれかれに話す存在ではなく、個人的に心の通じた存在になります。たったひらがな四文字の言葉ですが、創造の働きを持つT音が3つ含まれています。

この友達は数は少ないけれど、一緒にいると次々に何かしたい事ができてくる仲間(NAKAMA)になります。

 

一方、達(DATI)という言い方は、ヤンチャな音に聞こえますが、音そのものはとても流れが良く、「俺のダチが」という時、その相手との関係はウソがないさっぱりした関係になります。また、広がりがあるので、その数も多い事になります。もちろん「だ」(DA)という音には闘争的な働きもあるので、ヤンチャな連中が集まる質も含んでいます。

 

A音とO音のそれぞれの特徴がよく表れた呼び方です。