日本語の音の秘密(志矢木太陀介)

名付けに役立つ話と日本語の音の秘密を書いていきます。表題の太陽系の図はfreepikより。

終活? たたむ?

お正月に大学時代の恩師から年賀状をいただき、その中に、今年から終活(SHYUUKATU)をスタートしますと書いてありました。

 

ここ最近、突然死が増えているようなので、終活をスタートできるという事はある意味幸せなのかなと思います。

 

さて、終活(SHYUUKATU)という言葉の音ですが、音全体として暗いものがあります。人生はお釈迦様が言われたように「生 老 病 死」という道を辿るのは真実だと思いますが、せっかく人生の山あり谷ありを生きてきたのですから、終活(SHYUUKATU)という暗めの(沈んでいくような)音を使うのも寂しいものがあります。

また、終わり(OWARI)という言葉(音)は確かに、人生の最後を表しますが、よく味わってみると、気持ちが落ち着かない世界でもあります。

 

このブログ的に言えば(日本語の良さを活かして)

「人生をたたむ」

という、音はいかがでしょうか。

これなら、自分の人生を生きてきた人が、自分の手で自分の人生をたたんで行く。

たたみ終わったら、パッと亡くなる。そんないさぎよい生き方が出来ればなと思います。

 

「たたむ」という音は、T音の孤独さ(良い意味です)の重なりがあり、愛があり、全てを温和な内に鎮めて行く働きです。

 

「終活ノート」ではなく「人生をたたむノート」をつけていきたいものです。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございます。