日本語の音の秘密(志矢木太陀介)

名付けに役立つ話と日本語の音の秘密を書いていきます。表題の太陽系の図はfreepikより。

日本語の混乱の一例『福』(ふく)

上のスクリーンショットは『福』という文字についてのものです。

音読み、訓読み、あと名前に使える読み方が書いてあります。

 

日本人は節分においても豆まきの時に『福は内』と言います。

『福』(ふく)(HUKU)という音は、辛抱強くものを貯めますが、闘争の働きを人に与えます。温度的には冷の作用です。狭い世界にいざないます。

 

一方、訓読みは上の図にある『さいわい』(SAIWAI)という意味で、実際に暖かさや心の落ち着きを与えます。もし、内に招き入れるなら『さち(さき)は内』が良いですね。

先のブログで1500年ほど前に、日本に漢字が入って来たために混乱が生じたとの話をしました。

『さいわい』はダイレクトに音そのものが脳に働きを与えます。一方、『福』は一度音として受け止めて、その意味を考えて、福=さいわい(しあわせ)と捉えます。しかし、人に与える影響は(HUKU)という音になります。

さいわい(SAIWAI)や幸せ(SIAWASE)と比べた時に音全体の持つ温度が低い事を感じませんか。

(この部分については今の科学の進歩を考えると将来、音と脳の細胞の働く場所と作用が明らかになる日が来ると思っています。その時こそ、よりはっきりと日本語の訓読みの音の素晴らしさを分かっていただけるのかなと思っています。)

この漢字による混乱が名前をつける時に影響するので、このブログを書いています。

大和言葉は訓読みが多く、次第に漢字が混ざって来ました。最初は、一般国民ではなく、いわゆる上流階級が学び、普及しだしたものと思います。

怖い話です。なんか変な音だなあと違和感を持った人々が当時きっといたと思います。

 

小さな疑問かもしれませんが、日々書いていこうと思います。皆さんのDNAの中に反応される部分があると信じて。

 

本日もお読みいただきありがとうございました。

雪が降るほど寒くなりそうです。転倒事故など気をつけたいですね。