日本語の音の秘密(志矢木太陀介)

名付けに役立つ話と日本語の音の秘密を書いていきます。表題の太陽系の図はfreepikより。

コーヒーの豆の味

福岡市東区和白の「珈琲やさん」に行くまで本当の意味でのコーヒー豆の味を知りませんでした。

それまでは、いろいろな豆の販売店で購入するものの、苦い珈琲にミルクや牛乳を入れて飲んでちょうどいいなと思っていました。

何のことはない、苦いのはほとんど行き過ぎた焙煎が原因の炭の味でした。

普段はとても食べられない上等の牛肉があった時、おそらく、しっかり火を通しては食べないと思います。

火を通しすぎると安い肉も高い肉も炭に近くなります。

豆の味を感じられるレベルの焙煎かどうかがまずは大事です。そのレベルになってこそ、例えば、サントス、コロンビア、キリマンジャロモカ、マンデリンなど、それぞれどの順番でどの程度酸味が来て、苦味が来て、あるいは、この豆は最後に酸味が来る、後味がスッと切れるか、ずっと風味が残るかなど、豆の個性がわかって来ます。私は味には鈍感な方ですが、これがコーヒー豆の味だ!と言うのを感じると、一杯のコーヒーを淹れる事に感謝の気持ちが産まれます。

マスターいわく、おそらくは大手商社に安く買い叩かれてコーヒー豆を育てている農民の事を思うと、その味を最大限に美味しく飲めるように引き出してあげるのが珈琲家の役目だそうです。

私の役目は、その淹れてくれたコーヒーを美味しくいただく事です(^^)

 

茶店に行った時は、まずは、メニューのブレンドの一番上に書いてあるものを飲むように言われました。

各店主が、苦労して一番最初に出来上がったのがメニューの一番上に来ているとの事でした。

 

いつもは、「珈琲やさん」では「スメタナ」(メニューの一番上、ここではブレンド名は作曲家の名前を付けています)か、バランスが良いと感じるコロンビアをいただくのですが、年末だったので、贅沢して、この店で初めてブルーマウンテンを飲みました。

別のお店でブルーマウンテンを飲んだ事はあったのですが、味の変化がほとんどなく、何だただ値段が高いだけかと思ってました。

今回、初めて、ブルーマウンテンが値段が高い理由が分かりました。この味なら、倍くらいは当然するだろうなと言う味わいの深さや魅力を感じました。

値段と味が釣り合うものを口にするのは嬉しいものでした。

ブルーマウンテンさんごめんなさい、あなたを舐めてました。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。