日本語の音の秘密(志矢木太陀介)

名付けに役立つ話と日本語の音の秘密を書いていきます。表題の太陽系の図はfreepikより。

八代亜紀さんのこと

歌手の八代亜紀さんが、昨年暮れに亡くなられたとの報道がありました。

私も熊本には30年ほど住んでいたので、熊本ご出身である事は存じ上げていました。

彼女について偲ぶ事も含めて調べてみました。

本名は橋本明代(はしもとあきよ)さん、八代亜紀さんの名前は20歳くらいから50年以上使われているので、(YASIRO AKI)という音はすっかり身についてます。芸能人なので多く呼ばれるのでなおさらです。

 

(改名される方が年々増えているようですが、現実の世界で呼ばれて、音を脳に入れないと働きは生まれません)

 

彼女の名前は元々が明代(AKIYO)なので、芸名の(AKI)は彼女にとって何の違和感もありません。

また八代(やしろ)は彼女の出身の町で、地元では八代(八代)といいます。「やしろ」(YASIRO)と呼ばせる事で、母音の流れもきれいになりました。

太陽(TAIYO)と同じ母音の流れになりました。

以前のブログで書きましたが、季節の秋(AKI)は愛(AI)の中に包まれて、物(K)が育つという意味です。

Kは喉の一番奥で出来る熱い音で、その性質上音楽とも関係してきます。

(歌手の桑田佳祐さんはK音が3つもあり、心の中にいつも音が溢れていると思います。)

八代亜紀さんの優しい演歌は、あき(AKI)という優しく、音に関する質と、八代(YASIRO)の「や」(YA)から来ています。「や」と「あき」のダブルの優しさがありました。

テレビの中で、保護猫歴50年以上と言われてましたが、本来、財も成した彼女ならブランドの高い値段の猫も飼えるのでしょうが、保護猫と聞いて、本当に優しい方だったのだなと感じます。刑務所慰問を長年続けられたのも弱い立場を守る心の働きだったと思います。

もちろん、彼女を育てたご両親の影響もあったようです。自分たちも困窮した生活をしているのに、さらに困っている人達を助けて来た。そんな両親の姿を見て育った。

両親の後ろ姿をみて学べる方は、私は本当の意味で頭の良い人だと思います。

 

テレビで印象的だったのは、昨年亡くなる前のインタビューで、コロナ禍のために50年以上歌い続けた歌を歌えない期間があり、喉を休める時間ができた。

そのために、声が自分の理想とする状態になったので、その声で昔の歌をレコーディングしたとのこと。

 

普段演歌はあまり聞きませんが、もし、昨年のレコーディングのCDとか販売されたら購入しようと思います。

 

多くの社会貢献もされたとの事。しかも、お名前の通りに生きてらっしゃる。余程素直な方だったのだなと思います。

 

人は亡くなる前にお迎えが来る事があると聞きます。私も以前に親戚が亡くなる前に、この目でその瞬間を見た事があります。

八代さんが最後に引き取った猫は足の悪い猫だったとの事。ご両親と共に多くの猫が迎えに来たのでしょうね。

 

改めて、感謝の気持ちで手を合わせます。

 

昨年レコーディングしたCDが出て欲しいものです。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございます。