日本語の音の秘密(志矢木太陀介)

名付けに役立つ話と日本語の音の秘密を書いていきます。表題の太陽系の図はfreepikより。

「あ」の世界と「お」の世界

軽い(KARUI)、重い(OMOI)という言葉に代表されるAとOの母音があります。

軽いにはA音、重いにはO音が使われています。

太陽と地球の関係で言うと、Aは太陽、Oは地球の中心、マグマにあたります。

宗教的表現をするとAが神(KAMI)Oが仏(HOTOKE)になります。

お正月にお詣りに行かれた方もいらっしゃると思いますが、例えば、家にある仏壇(HOTOKEさま)に手を合わせる時は、心の奥底(OKUSOKO)にしまってある亡き親やご先祖への思いを語りかけると思います。

神社で手を合わせる時は、明るい(AKARUI)願い事をされるのではないでしょうか。

 

日本は、元来おおらかな国でいろんな宗教を受け入れてきました。今、やたらと言われるLGBTにしても、すでに、ピーターさんや美輪明宏さんやマツコデラックスさんのように、今さら法律でしばるなど、おおごとにしなくても優しく受け止めるお国柄があると思います。

 

大まかに言うと、名前の始まりがA音の方は基本的に考え方が明るい傾向があります。中には、A音で始まるのに重たく感じる人がいますが、それは重たいのではなく、ゆっくり動いています。ゆっくり=遅い=重いという勘違いです。ロスが少ないのがA音の特徴です。

速い事を、軽いと勘違いしている部分があります。

速く動く事で、その後に多くのゴミや未解決の問題を残してしまいます。戦後の日本みたいです。

 

名前の始まりがO音の人は、社会的にしっかりした方が多いです。と言うのはO音は求心力が強いので、名誉や物欲、色欲など、ものを溜め込む傾向があります。

第二次世界大戦後の女性の名前の8〜9割の女性の名前の最後が「○○子」となったのは、何もかも失った後の時代に、少しでも物(KOの世界)をしっかり持ってほしいとの親の思いがあったと思います。

これは理解できます。今回の能登地震の大火事の跡を見ても、これはものづくり(家や町)がスタートだと感じます。

一方で「足るを知る」という言葉がありますが、ここが問題でした。本来、ある程度物が行き渡った時に、物についてはこれくらいでとセーブする空気があれば良かったのですが、政治も経済も伸ばしに伸ばそうと動きます。セーブするために役立つ技術開発は最先端を目指し、生活自体は「足るを知る」事を優先していれば、今の日本の状況は生まれなかったかも知れません。

賢い政治経済のリーダーがいなかったのが残念です。

 

先程、A音とO音の話をしましたが、例えば水の中に渦巻きができる。水の表面の緩やかな大きな輪の位置がA音、水中のどんどん細く、強く回転するのがO音の世界です。

日本の中心も京都(KIYOOTO)、大阪(OOSAKA)、江戸(EDO)、東京(TOOKYOO)など、O音の世界に集まってます。O音の世界には魅力や魔力が満ち溢れています。東京(TOOKYOO)はOの世界にTOの戦いの世界、YOの情の深さからくる色欲の世界の中にあります。もちろん、それは魅力と魔力、そして地獄の溢れる世界です。その中で生きている人は相当エネルギーが強くないと生きていけないと思います。

 

令和の日本はこの渦の一番深い、速い所に来ています。本来の日本人は先に書いたように、バランスの取れた人達が多く、日本語が太陽系の成り立ちを最も色濃く反映していたように、なんとか復活する素質はあると思います。

渦の激しい、政治経済のトップの人達はもはやスピードの速さと視野の狭さで(自ら招いたものですが)周りを助ける余裕はありません。100メートル競走を全力で走っている人に何を話しかけても頭にも心にも入っていきません。(これはO音にストレスがかかった時の特徴そのものです。)

その事に気づいている多くの日本人がどうしたら良いか、その答えは太陽系にある気がしています。

(困った時は土星に聞いてみる。)

なんせ、太陽系は46億年もその命をバランス良く保っているのですから。

 

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。