約15万年前に言葉が、約6千年前に文字ができたと言われています。
言葉ができる前は、コミュニケーションはどのように行われたのでしょうか?
身振り手振りなどの仕草でしょうか。
目や表情で語ったのでしょうか。
それともテレパシー的なものがあったのでしょうか。
先日、テレビで指揮者の故小澤征爾さんの追悼の演奏会を見ました。何十人もの奏者がまるで一つの細胞のように、小澤征爾さんのタクトに合わせて反応していきます。
私の空手の師が演奏中の一流の指揮者の手を掴むとたちどころに投げられてしまうぞとおっしゃっていました。身体が完全に統一された状態になっているとの事。
以心伝心という言葉がありますが、人間には、もともと言葉以前に感じる能力があるのだと思います。
阪神大震災の直後、神戸元気村を立ち上げ被災者が最後の一人になるまで食事などの支援を続けた山田和尚さん(通称バウさん、故人)という方は、もともとカヌーの指導者ですが、川の水に指をつけた時に、この先に滝があるとか、危険な場所があるとか察知できるとおっしゃってました。足の裏で地下水や温泉のありかを探せる方もいます。
昔は、天気予報はテレビを見るよりも地元の漁師さんに聞く方が当たってました。
私たちは便利になりすぎるのと反比例して、元々の能力を退化させているのだなと感じます。これからはAI(アイではなくエーアイ、音の理論で言うと死の世界に属します)の時代、人間が本来持っている感覚そのものがますます退化していくかも知れません。
音の話に戻すと、小澤征爾(OZAWA SEIZI)さんはS音とそれに濁音がついたZ音が、6つの音の中の半分を占めています。超がつくほどの繊細な感性の次元をお持ちの方でした。
音楽は言葉の世界とは違いますが、心が一つになった音楽の世界の素晴らしさに圧倒されました。見事に楽団の方々の動きが調和しています。
調和といえば、人の名前にも調和、不調和があります。音楽の和音と同じです。
名前を音に変えてお聞かせできればと思い、音楽の出来る方との出会いを探しています。日本語の音のビジュアル化については、すでに感性の良い方に出会えました。
いろんな能力の方が、さまざまな角度で日本語の素晴らしさの表現に協力していただくので、日本人の祖先の皆様も応援してくださると信じています。
日本に住む、諸外国の方にもお伝えしたい世界です。このブログでは日本語を中心に書いていますが、音の質という点では、その人間に与える影響は同じです。
日本国籍を取得して、日本の名前に変える時はぜひ、役立つ(YAKUDATU)名前の音を選んでいただきたいと思います。
本日も最後までお読みいただいてありがとうございます。