日本語の音の秘密(志矢木太陀介)

名付けに役立つ話と日本語の音の秘密を書いていきます。表題の太陽系の図はfreepikより。

別れ(WAKARE)と出会い(DEAI)と桜🌸

人は必ず今世と別れます。

前世、来世の存在は私は分かりません。

そこまで修行が進んでいません。

 

歳をとってくる良さは、残された時間が少なくなるので、本当に大事なものに気づいていく楽しさがあります。

 

別れ(WAKARE)という音について説明すると、まず「わ」(WA)という音は唇のあたり、唇の出口くらいで作られます。

「あかさたな‥」の最後の方の「わ」です。ここから先では日本語は発生しません。

川の流れの川(KAWA)とは喉の奥で最初にできる父音の「か」(KA)から唇の外側でできる「わ」(WA)への流れを言います。そこには悠久の時の流れがあります。口の中で(KAWA)と発音するだけで、宇宙の始まりと終わりのような世界があります。

太陽系の惑星で言うと、(KA)は水星、(WA)は海王星になります。

よく、人生が川に例えられ、そこに無常を感じるのは、その壮大な時の流れが(KAWA)という音そのものにあるからです。

 

滅びの次元の「わ」と作りたての赤ん坊みたいな「か」、一番遠くでできる音同士の組み合わせになっています。訓読みは良くできています。その音が実態を表します。

 

(WA)は滅びる働き、(KA)は新しいエネルギーとなります。そして、迷いながらも、いろんな事を引きづりながらも動き出すのが(RE)の世界。

だから、別れは否定的なものではありません。

よく、「別れ」と「出会い」と言われます。別れてエネルギーが動き出す。そうすると「出会い」(DEAI)に繋がる。(DEAI)の(DE)は迷いと創造の世界です。

別れた反省(Eの世界)をしっかりやれば(D)の創造の世界が生まれます。

しっかり別れて、しっかり反省(E)すれば、創造的な愛(AI)の世界に出会える。

 

だからこそ、別れも出会いと同じように大事に扱う事です。

よく離婚する時に、何でも相手のせいにする感情的になりすぎる人がいますが、そもそも自分もその当事者です。たとえ相手のDVなど一方的に見えても、自分の中にもその相手を惹きつけた性質があります。逃げずに(暴力からは逃げて)自分を見つめ直すこと。何でこんな人と出会ったのかと。自分の中の何が呼び寄せてしまったのかと‥。

 

それが、日本語が教えてくれる「別れ」(WAKARE)と「出会い」(DEAI)です。

 

桜🌸が満開です。

時がくれば、いさぎよく散って、来年の花を咲かせるべく、足元の準備をしっかりする。

桜(SAKURA)とは、咲く(SAKU)世界の(SA)のために(KU)の世界、つまり足元をしっかり見つめて準備する。桜は(SA)の世界のために、(KU)の見えない世界で一年かけて準備します。

そして時が来たら一気に動く(RAの動きの世界)を教えてくれています。

 

良い、一年にしたいですね。

(写真は、息子がアイスコーヒー好きなので、コスタリカの中煎の豆で作りました。丁寧に作ったので1時間ほどかかりました。2杯分ずつ、65℃で淹れてます。

あと愛情も入れてます(^^)。代金取りたいくらいです。原価は一杯50円くらいです。)

 

本日もお付き合いくださりありがとうございます。