幸せ(SIAWASE)という言葉があります。
人間は誰しも幸せになりたいものです。
かつて、黒柳徹子さんの「徹子の部屋」のゲストで高倉健さんが出演された時に、徹子さんから、これからの願いを聞かれたら高倉さんが「しあわせになりたいですね」と答えられました。
幸せの基準というのは人それぞれ、千差万別だなと感じました。
幸せ(SIAWASE)という音は、前半が(SIA)後半が(WASE)となります。
前半の(SIA)は人の心を愛の次元に連れて行く働きの音、後半の(WASE)は、やがて人生の終末を迎えていく衰えの次元の音になります。
山を登って降りていくが如きです。
もちろん人間は動物なので必ず死の世界は免れません。前半の(SIA)の世界で、自分をどれだけ高い愛の次元に持っていけるか、どれだけの景色が見えるか、大事な要素になります。
それは、経済的、社会的地位とは別ものであると思います。
昨年、とある被害にあった青年実業家の裁判で、私は原告の証人になりました。
今年も、今から起きる裁判で、私の立場での陳述書を作りました。
何故、裁判まで行くのか?
それを避けて通る術(SUBE)は、その途中にいくつもありました。
ですが、調子に乗ってしまい、その小さな変化に気づかないと、とんでもない大きな問題になってきます。
何度も書いている「トンボのメガネ」の話、現実を踏まえずにお花畑ばかりみていると、戻って来れなくなります。
かつて、覚醒剤の常習者の話を聞いたら、薬を飲むと本当にお花畑にいる気分になると言ってました。あんな楽しいものそう簡単にやめられるものではないと。だから止めるためには今日一日が毎日勝負だと。
やはりお花畑は自分が汗を書いて作っていかねばなりません。
今、テレビをみているとお花畑みたいな番組で溢れています。ある意味で覚醒剤の世界と近い気がします。
人から与えられたもの。
自分で土地を(場所を)探して、土を耕して微生物が豊かな土地にしてから種を植える。そして注意深く育てていく。
大切(TAISETU)と大事(DAIJI)という言葉があります。大切は人目に触れないようにしまいこむ。大事は気にかけて、しょっちゅう見る。
子育ては大事です。その変化をしっかり観察して、良い畑で育てる事。
テレビやスマホの番組を子どもに与えるのではなく、絵本や散歩など、子どもに語りかける時間はとても大事です。
目には見えなくても染み込んでいくものがあると思います。
そのためには、まずは私たちが良い「トンボのメガネ」を持たなければとつくづく思います。
本日も最後までお付き合いくださりありがとうございます。