日本語の音の秘密(志矢木太陀介)

名付けに役立つ話と日本語の音の秘密を書いていきます。表題の太陽系の図はfreepikより。

変わる(KAWARU)

(近くの公園でシャクヤクが咲いていました)

今年は新年から、地震、航空機事故など、大きな出来事が続きました。

喉元過ぎれば熱さ忘れると言いますが、それは直接被害に遭わなかった人達の視線であって、いまだに復旧してない方々は毎日苦しみの中にいらっしゃいます。

大変です。

 

私は熊本地震の直撃を受けました。地震は一瞬でも、その影響は未だ残っています。その熊本は今、TSMCという台湾のICを作る会社の進出で、震源にほど近いエリアは、バブルの時の数倍の地価の高騰もあり、お祭り騒ぎ状態です。「祭りのあと、あとの祭り」にならなければ良いのですが‥。

 

変わる(KAWARU)という言葉があります。

「か」(KA)という喉の一番奥でできる音が、一気に「わ」(WA)という唇の外側に移動します。

太陽系の惑星でいうなら、太陽に一番近い水星から最も外側に近い海王星までを瞬時に移動する動きになります。

人間はいまだに月に行くのが精一杯ですが、口の中では水星から海王星まで、一瞬で移動します。これはおそらく光よりも速い動きだと思います。

 

スピリチュアルの世界で、人間そのものが宇宙と繋がっているとか、宇宙そのものだとか言われます。神道の世界でも人間は神様の分け御霊と言われます。実際に私達一人一人はまさに日常そのような動きを言葉の中だけでもしています。

 

特に日本語はその事実を音の構成で教えてくれます。

この日本語のありがたさに、気づくか気づかないかだけの違いです。そして、その事に感じる(感謝する)かしないかだけの違いです。

 

日常のあまりの目まぐるしさや変化に翻弄されて気づくという繊細な感覚さえ麻痺しているのが現代だと感じます。

 

もちろん、光よりも速いスピードで「変わる」というのは、美しく花を咲かせるように、外からは気づきにくい花が咲かない準備期間があっての事です。

外部からの奇跡を期待するのは虫が良すぎます。

サナギから蝶になるように、その一瞬を迎えられる日常の人生を送りたいものです。

 

宮崎で皮ごと食べられる国産バナナを作っている若い社長が、月のうち三分の一ベトナムに行ってます。その彼とお会いした時に、今の日本の問題の大きな原因の一つは携帯電話の普及だと思いますと言う事でした。

 

便利という名の下、携帯なしでは生きられない人間にしていく。それなしでは不安でたまらない存在にする。

私達は見事に扇動、洗脳の渦の中に入っています。そして、その渦のどの場所に自分がいるかはとても大事です。

 

一番身近な自分の浄化は携帯電話を持たない時間を作ること、あえて携帯を忘れて一日過ごすと違った景色が見えるかもしれません。

 

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございます。