福岡和白の「珈琲やさん」では、サイフォンでお湯の温度65℃で珈琲を淹れてくれます。
私は家ではペーパードリップで淹れますが、毎回温度計でお湯の温度を測ります。横着して、沸騰したお湯を65℃に覚ますと味が悪くなります。
そこで、写真のレコルトのポット(日本製)を購入しました。普通のポットよりは数千円高いのですが、望んだ温度で淹れられる安心感があります。
5℃毎の設定ができる他社製品もありましたが、この製品は1℃ごとの設定ができます。
豆はミディアムローストで挽きめは、カリタ製品でメモリー6(結構粗いです。細かく挽くとエグ味が出ます)で挽いてもらった豆をハンドドリップで淹れます。
今の日本の珈琲はほとんどが炭の味をしています。作り手が横着しています。
だから、お湯で薄めてアメリカンみたいな発想になります。炭の味は薄めても炭の味しかしません。
豆の味がする珈琲を飲むと違いが分かります。私も3年前までは炭の味が珈琲の味と思ってました。何十年も飲んでいたのにショックでした。
先日、大手コーヒーチェーンのブレンドコーヒーを半分捨ててもらって、残りをお湯を入れてもらいましたが、もともとが豆を焼きすぎて炭に近い状態(コンビニはさらに炭)なので、やはり、炭の味しかしませんでした。
お茶の文化がある日本、珈琲も日本人の感性で美味しく飲みたいものです。
料理研究家の辰巳芳子先生は、弱火、中火、強火の3段階ではなく、10段階で火を使うと言われてました。
日本人の感覚は凄いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。