苗字について
皆さんの苗字はいつ頃つきましたか?
江戸時代の武士や役人などの支配層は「苗字帯刀を許す」という事で、苗字を名乗っていました。
平民はたとえ苗字を持っていたとしても公的に名乗る事は許されませんでした。
明治維新事、政府は平民が苗字をつける事を進めましたがなかなかうまくいかなかったようです。
それで1875年(明治8年)に「苗字必称義務令」という太政官布告を出して、全ての国民に苗字をつけて、名乗る事を義務付けました。
(なんと、再来年でやっと150年という、最近のことなんですね。150年を振り返って、記念行事で自分の好きな苗字にできれば、マイナンバー以上に盛り上がる気がします。)
その時に、力を発揮したのがお寺だったそうです。
お経など、仕事柄多くの文字に接しています。この時に住職たちが音の法則を知っていたらと残念でなりません。音読み訓読みいろいろ混ざってしまいました。
これはあくまでも私の想像ですが、苗字を強制するのは今のマイナンバーみたいで、この時に活躍したお寺さんは同時に檀家を獲得して、のちの宗教法人の非課税を獲得する事になったのかなと思いました(^^)
という事は、それまでの戸籍はどのようになっていたのかな思いましたが、私のテーマではないので調べません。
40年前に日本語の音の話を学びましたが、将来的に研究したい事があります。それは私の生きている時間では無理なので音の話を次に引き継いでくれる方にお頼みしたい内容です。
日本では諸事情で医療の世界においては広まっていませんが、『サイマティクス』という、人間の身体の部位や臓器がもつそれぞれの周波数を研究して、周波数の乱れ(病気)に本来の周波数を当てる事で治癒を目指す治療方法があります。今まで、何人かの機械の開発者や医者にお会いしたり体験しました。
何が言いたいかと言うと、この明治政府により強制的につけられた苗字の音の働きはそれぞれどうなのかと言う事です。
今でこそ苗字と名前をもつ事は当たり前です。
小学校まではほとんど下の名前か、少し短縮した呼び名(愛称)で呼ばれます。
小学校に上がるとおそらく、相当長い間、もしかしたら亡くなるまで苗字で呼ばれ続けます。
音は脳にクセを与えると言いました。それぞれの音が独自の波形や周波を持ちます。イメージで語ると「歩け」「急げ」「走れ」「笑え」「泣け」「ゆっくり」などの指令が音から来ています。女性の方は結婚して苗字が変わる方が多いです。つまり違う指令の音が入ってきます。
結果として、新しい指令が前の指令と気が合えば、さらに良い指令になるし、相反するものであれば、迷いも起きると思います。その新しい指令が身体に馴染むのは人により、呼ばれる頻度により、音の質によりますが早くて10年から15年くらいかなと言う感じがします(経験上です)。
もう35年ほど前ですが、医者になった方がいて、医学生時代に音の話のさわりを話していたのですが、現場に入って、何人も原因不明の症状を訴える患者さんがいて、その度に私に電話がありました。
「今、苗字で読んでいるのだったら、呼び名を変えたら?」と言うといつも「うーん」と唸ってました。
説明は分かるが、医療の現場で言うと自分は医者でなくなると。
まあ、そうですね。こちらも、当時は音の客観的なデータはなく理論だけだったので。無理は言いませんでした。
子供の名前は親がつけるのでつけられたまま素直に動きます。ただ、大人になっていくと、責任も出てくるので、自分の努力や注意で自分の脳に指令を出す(影響を与えると思われる)音の長所や短所を知る事は悪い事ではないと考えてこのブログを書いています。
話が途切れましたが、今、音に関する研究もさまざまな分野で進んでいます。いつか、名前の音が脳にどのような作用でどのレベルで、どこまで影響を与えるかを目に見える形で皆さんに示せたらと願っています。
ただ、この40年で、当時はもっと理論に近かったものが、経験と社会情勢の中で確認できてきたかなと思ってます。
「たかが名前、されど名前」と思います。
以前も書きましたが、音の話を文字でお伝えするのは至難の技です。できれば言葉という音で話が出来ればと考えています。
来年の話になりますが、中国地方のカルチャーセンターで話す機会のお誘いが来ました。
どのレベルで話をするかはまだ決めていませんが、講演の後に、赤ちゃんの名前をいくつか考えておられる方の相談に乗れたらと思ってます。
今、考えているのは下の3つです。
①私と同じレベルで名前のアドバイスができる方
(分かりやすいように色々工夫して資料作ってます。)
②赤ちゃんが生まれるので名前を考えている方へのアドバイス
③社会にとって良い会社を作りたい方のための会社名のアドバイス
先日、ブログを読んでいただいた、とある方にお会いして、会社の名付けの依頼を受けました。その方は音の概要を話すと乾いたスポンジが水を吸うように音の話が入るのが分かりました。(本来日本人は持っているが、いろんな経験をするあまり失ってしまっている感覚です)実際、音が入る(分かる)名前をされていました。嬉しい限りです。
本来の日本語の音は本当に良くできてます。
このブログを通じて少しずつ感覚を呼び戻していただければと思います。
本日もお読みいただきありがとうございました。