日本語の音の秘密(志矢木太陀介)

名付けに役立つ話と日本語の音の秘密を書いていきます。表題の太陽系の図はfreepikより。

最後の時にどうするか

太陽系の惑星は互いに必要な距離を保ち、適度な重力で、相手を意識して、尊重しあって、安定した長い関係を保っています。

 

時々、まるで怒ったかのように、回覧板代わりの小惑星を、惑星(地球も含む)にぶつけて歪みを修正しながらバランスを保っているように感じます。

地球の場合はそのために多くの生物が滅亡します。大きな意味では自然の摂理だと思います。

摂理と言えば、この数年私たちを悩ませたコロナもそうです。これだけ世が乱れ、世界の食糧が不足すると、自然か、人為的かは別にして世界に警報が発せられます。

 

手塚治虫さんの漫画「火の鳥」の最後に地球のほとんどの人類が絶滅し、登場人物が、人間は何度も同じことを繰り返してきた、いったい何度愚かな生き方を繰り返すのだろうか、とつぶやく場面があります。

皆さんも感じているでしょうが、今の世の中(日本も例外ではありません)は、煮詰まってきていると感じませんか。ただの濁りなら水で薄まればまだなんとかなる。今はその濁りが意思を持って行動し始めている気がしています。

人間のコントロール外の部分です。

そもそもこれだけ世界の情報網は発達しても、世界に戦争の起きていない時間はほとんどありません。

 

アトランティスローマ帝国マヤ文明など、それぞれ時代は違いますが、今はいつ、一瞬で世の中がひっくり返っても不思議ではありません。

 

蟻の一穴や獅子身中の虫とか言いますが、私たちは自らの内部の小さな心の綻びで破滅していきます。

悪貨が良貨を駆逐する世の中。

ウソはマコトより強い世の中。

ものも人も使い捨ての世の中。

同じですね。

先だっての大谷翔平さんの事件もそうです。たった1人が原因で、本来の自分の力が失われてしまいます。

その破滅の経験は私達のDNAに組み込まれていると思います。

だからこそ、その記憶の智慧を働かせないといけない。

以前、土星カッシーニの間隙(輪の隙間)の話をしました。

「ほ、ほ、蛍来い、あっちの水は苦いぞ、こっちの水は甘いぞ」という童謡があります。これはある意味恐ろしい歌詞です。

甘い方に、赤信号も恐れずに渡っていきます。

オイルショックの時に、主婦がトイレットペーパーを求めて激しい奪い合いがありました。その時を思い出します。

これからこのような事態は頻繁に起きてきます。

私達は、本気で賢さ(KASIKOSA)を持って、魂を磨いて置かないと、リセットされそうです。

 

その鍵を握るのは日本語(訓読み)の世界だと感じています。祖先が残してくれた宝(TAKARA)です。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

(※写真は宮崎の美々津にある記念碑です。神武天皇が東征した時の腰掛け岩の側にありました。2600年前にタイムスリップして事実を確認してみたいものです)